- 既卒就活って難しいのかな?
- 「人生終了」って聞いたことがあるけど…
- どうやったら既卒でも内定もらえるのかな?
この記事を見つけたあなたは、既卒就活の実態について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。
結論から言うと、既卒就活は確かに難しいです。
内定者率は現役学生の半分というデータもあり、シンプルに考えると「新卒就活の2倍難しい」ということになります。
ただ、「失敗パターン」や「成功するためのコツ」を知ることで、成功確率をグッと上げることは可能です。
この記事では、既卒就活の実態や、体験談から分かった「失敗する人の3つの特徴」「成功するための5つのコツ」を紹介しています。
最後まで読むことで、既卒就活の実態を知り、成功させるためのイメージをつかめるでしょう。
- データから見ると、既卒就活は新卒就活よりも難しい
- 「既卒」というだけでマイナスの印象を与えるので、どう払拭するかが鍵
- 既卒向け就活サービスを利用して効率よく情報を集めるのがおすすめ
目次
1. 既卒就活の実態!内定率は新卒の半分以下

既卒者とは、「高校・大学・短大・専門学校などを卒業し、正社員として職歴がない人」のこと。
現役学生と比較すると、既卒者の就活はどうしても難しくなってしまいます。
マイナビキャリアリサーチLabが2020年に実施した調査では、9月時点で内定を保有している既卒者の割合は34.4%でした。
現役学生の77.6%と比べて内定率は半分以下。データから見ても、やはり既卒就職は難しいと言わざるを得ません。

内容 | マイナビ 2020年度既卒者の就職活動に関する調査 |
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調査期間 | 2020年9月14日~9月28日 |
調査対象 | 『マイナビ2021』会員のうち、既卒の登録者 |
調査方法 | 『マイナビ2021』会員のうち、既卒の登録者にメール告知・WEBフォームにて回答 |
有効回答数 | 263名 |
2. 既卒者の就活が難しい3つの理由
既卒者の就活が難しい理由は3つ。
既卒者は新卒枠で応募するパターンと中途採用枠で応募するパターンの2通りありますが、それぞれ違った難しさがあります。
既卒での就活を成功させるためにも、難しい原因を理解しておきましょう。
2-1. 採用担当者から偏見をもたれやすい
既卒者は採用担当者から偏見を持たれやすいです。
- 「現役学生のときは就活せずに遊んでいたのでは?不真面目な性格なのかな?」
- 「他の企業に採用されなかったということは、何か問題がある人なのでは?」
など、「既卒」というだけで疑念を持たれてしまいます。
採用担当者は会社に合わない人を採用するわけにはいかないので、慎重になってしまうのも当然のこと。
新卒枠で応募した場合、現役学生と比較するとどうしても警戒されてしまうため、就活が難しくなってしまいます。
2-2. 中途採用枠で応募した場合はスキル不足が弱みになる
中途採用枠で応募すると「スキル不足」が弱みになります。
そもそも企業が中途採用枠で採用したいのはたいていの場合、即戦力になる人。
既に他社で経験を積み、スキルを自社で活かしてくれる人を求めているわけです。
そのため、正社員経験のない人は「スキルがない」と見なされやすく、採用されるのが非常に難しくなってしまいます。
基本的に、既卒者は中途採用枠ではなく新卒枠で応募するほうが、難易度が下がると考えて良いでしょう。
2-3. 既卒者を新卒枠で募集する企業が少ない

既卒者を新卒枠で採用する企業は、実は限られています。
厚生労働省のデータによると、既卒者を新卒枠で募集した企業は全体の70%。
30%の企業は既卒者を新卒枠で採用していないわけです。
前述したとおり、既卒者が中途採用枠で採用されるのはかなり難しいことを考えると、新卒枠で応募できないのは向かい風。
厚生労働省が企業に働きかけているおかげで状況は良くなってきていますが、やはり現役学生と比較すると不利でなのは間違いないです。

3. 既卒で就活が失敗しやすい人の3つの特徴
既卒で就活に失敗しやすい人の特徴は3つ。
色々な体験談を調査していると、メンタルの落ち込みやコロナの影響で活動量自体が減ってしまう人もいるようです。
既卒就活を成功させるためにも、失敗するケースを知っておきましょう。
3-1. エントリー数が少なすぎる

エントリー数が少ない既卒者は、内定をもらうのが難しくなってしまいます。
既卒は偏見を持たれやすく書類で落とされることも多くなるため、本来であれば新卒よりも多くの企業に応募しなければなりません。
しかし、既卒者のエントリー数は平均20社ほどであり、新卒の約27社よりも少ないのが現状。
エントリー数が少ないことで失敗している既卒者も多いのです。
3-2. 面接の事前準備が足りない
企業研究や質問対策など、面接の事前準備が足りない既卒者は失敗しやすくなります。
既卒者は採用担当者に「なぜ既卒なのか?何か問題がある人なのでは?」と疑われることも多いため、現役学生以上に質問対策すべきです。
しかし、既卒就活の難しさや迷いから、事前準備を含めた活動量が減ってしまう例もあります。
現役学生と比較してマイナスのスタートなので、「志望動機」や「既卒になってしまった」で大きくプラスの印象を持たれないと、内定をもらうのは難しいでしょう。
- 方向性に自信がなくなった。 コロナで活動が鈍った。
- どういう働き方を行っていくのか迷ってしまっているから。
- コロナの影響で自分に合っている企業を見つけるのに苦労。また既卒という状況にどうしたら良いか分からなかったため。
3-3. 大手企業に固執している
大手企業だけに絞って就活する人もいますが、固執しすぎて失敗するパターンもあります。
既卒・現役学生に関わらず大手企業は競争率が高いため、内定を勝ち取るのは難しいです。
中小企業にも目を向けてエントリーしないと、内定をもらうのは難しいかもしれません。
2chでの意見
就職決まらない理由
色々あると思うけど、
難しいところばっかり応募
してるってのも1つだなーと
過去の自分がそうだった
4. 既卒で就活が成功する人の特徴・5つのコツ

既卒者の就活を成功させるためのコツは5つ。
新卒枠の応募を想定しており、特に「既卒になった理由を説明して、採用担当者からのネガティブな偏見を払拭すること」が鍵となります。
あなたの就活を成功させるためにも、5つのコツを全て実践しましょう。
4-1. エントリーは30社以上

30社以上を目安に、とにかくできるだけ多くの企業にエントリーしまくりましょう。
株式会社ディスコの調査によると、現役学生のエントリー数は平均で27社ほど。
単純に考えて、より就職が難しい既卒者はそれ以上にたくさんエントリーすべきです。
そもそも不利な立場なので、現役学生よりも多くの会社にエントリーしまくることで、成功確率を上げていきましょう。
4-2. 採用サイトからではなくHPから直接応募する
マイナビ・リクナビなどの採用サイトからではなく、ホームページから直接応募するのもおすすめです。
理由は、採用担当者から「意欲がありそう」と思ってもらえる可能性があるから。
採用サイトで片っ端からエントリーしている人もいる中、わざわざホームページを調べて直接連絡することで、「よっぽどうちで働きたいのかな?」と思ってもらえるかもしれません。
行動力や主体性を評価してもらえれば、他の応募者との差別化につながるでしょう。
Twitterでの意見
人に何かアドバイス出来る立場ではないが、就活は自分で入りたい会社見つけて直接応募するのが一番いい。エージェントや、名ばかりフリーランスがチラつかせる小銭に騙される就活生が減りますように
4-3. 既卒になった理由を説明できるようにしておく
既卒者が絶対に聞かれるのが「どうして既卒になったのですか?」という趣旨の質問。
この質問にうまく答えられるようにしておきましょう。
例えば、単に「就活に失敗したからです」と答えるとマイナスになってしまいます。
そこで「〇〇が理由で就活に失敗しました。だから今は△△を大事にしながら就活をしています」と答えると、
「挫折しても切り替えられる気持ちの強さ」「失敗から学ぶ姿勢」をアピールできます。
既卒になった理由を用意しておいて、面接官からの評価を上げられるようにしておきましょう。
Web上での意見
現状に向き合い、今就活している理由をしっかりと話すことができれば人事からすれば、挫折したけど今は乗り越えて前向きに頑張っていると評価されます。
私が面接を受けた時、経緯をしっかりと説明した場合、険しい顔をしていた面接官の反応ががらり変わり表情豊かになったことが何度もありました。
面接をスムーズに進めるためにも、なぜ既卒になってしまったのかしっかりと向き合うべきです。
4-4. 最初から企業を絞り過ぎない
最初から企業を絞りすぎないようにしましょう。
会社の規模や企業領域に固執する人も多いですが、視野を広げてしっかりとリサーチすると、意外と自分に合った企業が見つかる可能性があります。
「大手企業だけ」「出版業界だけ」などと決めつけてしまうとエントリーできる企業も限られてきますし、自分にマッチした企業に出会うことが難しくなるのです。
最初から決めつけず、間口を広くしておくようにしましょう。
Twitterでの意見
就職活動の頃に「この会社に入りたかった」と思ってた会社に、社会人になってから接した時に「そんなに魅力的な会社でもないかな」と思うことってある。学生の時の「この会社に入りたい」「この会社が自分に向いてる」という感覚ってかなり適当だから固執しすぎない方がいいと思う。
4-5. 既卒に強い就活サイト・就活エージェントを活用する
既卒に強い就活サイト・就活エージェントを利用するのもおすすめです。
「既卒でも採用したい」という意欲のある企業が多く登録しているため、普通の就活サービスよりも既卒者とのマッチングは良いでしょう。
既卒者向けの就活サービスをうまく利用すれば、企業情報を効率よく集められます。
まとめ|既卒であっても就職は可能!就活サービスを上手く利用しよう
既卒就活は難しいですが、ポイントを抑えてコツコツ行動していけば成功も可能です。
ただし当然ですが、活動量が少ない人は失敗する可能性が高くなってしまうので注意してください。
悲観的にならずに、ぜひ前を向いて行動していきましょう。
既卒者向けの就活サービスをうまく使うことで、効率よく情報を集めるのがおすすめです。
まずはいくつかのサービスに登録してはいかがでしょうか。
この記事を最後まで読んだあなたが、既卒就活を成功させるイメージをつかめたのであればうれしく思います。