営業職で年収1,000万円は可能?営業で年収が高い人の理由は?
この記事を開いたあなたは営業職への転職や、営業職で収入アップを望んでいるものの、
「実際、営業職で高い収入を得ることは可能なの?」
と不安に思っているのではないでしょうか。
営業職の平均収入は日本の平均収入とほとんど変わりませんが、実力に応じて給料が上がるため年収1,000万円以上もらっている人もいる職種です。
この記事では営業職の年収が高い業界ランキングBEST6や、営業職の収入が1,000万円を超える企業の例を紹介。
この記事を最後まで読めば、営業職で年収1,000万円を目指す方法がわかります。
3行でわかる! まとめ
- 営業職の平均収入は20代で371万円、30代で494万円と日本の平均年収をやや上回る
- 医薬品業界のMRなど平均年収が700万以上の業界もある
- 営業で高収入を目指すなら、業界選びとスキルアップが欠かせない!
目次
1. 営業職の平均年収・中央値
それぞれで平均年収は異なります
1-1. 営業職全体の平均年収・中央値
営業系職種の年収分布
dodaの調査(2021年)によると、営業職の平均年収は435万円。
また、表データから中央値は400〜500万円と、平均年収とさほど変わらないことがわかります。
国税庁によると、同年日本の平均年収は433万円。
営業職の平均年収は、日本の平均年収を2万円上回りますが、ほとんど変わらないと言って差し支えないでしょう。
表データにもある通り、営業職には年収1,000万円以上稼いでいる人もいますが、営業職全体の給料が取り立てて高いわけではありません。
1-2. 【年齢別】営業職の平均年収
営業系職種の平均年収(年齢別)
20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 |
---|---|---|---|
371万円 | 494万円 | 577万円 | 675万円 |
「営業職は、年齢に応じてどれくらいの昇給が見込めるの?」
営業職全体の平均年収は435万円とは言え、実際は年齢によってかなりばらつきがある模様。
20代の営業職なら平均年収が371万円なのに対し、50代以上は675万円と約300万円の差が開いています。
営業職の多くは、固定給に加え、成績に応じたインセンティブが発生。
経験豊富になればなるほど契約数も増え、年収が上がっていくと考えられます。
営業職は経験を積むとそれに見合った対価が得られるため、長く勤めるには向いている職業だと言えるでしょう。
ちなみに、国税庁によると20代後半の平均年収は362万円、30代後半が437万円。
全ての年齢において営業職は日本の平均年収を上回る結果に。
1-3. 【男女別】営業職の平均年収・中央値
営業系職種の平均年収(男女別)
全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
435万円 | 462万円 | 374万円 |
営業職には、男女でも年収に開きがあります。
dodaの調査によると、男性の営業職平均年収は462万円なのに対し、女性は374万円。
中央値も、男性は400〜500万円に入るのに対し、女性は300〜400万円となっています。
収入分布図からわかるように、営業職で年収600万円以上の女性の割合は男性と比べると半分以下。
年齢別平均年収の調査から、営業職で平均年収600万円以上に到達するのは50歳以上となっているため、男女の賃金格差も勤続年数の差などに影響されていると考えられます。
2. 営業職の年収が高い業界ランキングBEST6
営業職の平均年収は日本の平均年収と比べ特別高いわけではありません。
しかし、業界によっては営業職の平均年収が700万円を超えることも。
dodaの調査をもとに業界別・営業系職種の年収ランキングを紹介するので、営業職への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
2-1. 医療系業界|専門知識が必要とされるためか圧倒的な平均年収

医療系営業の例:MRの平均年収
全体 | 713万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 767万円 |
女性 | 566万円 | |
年齢別 | 20代 | 506万円 |
30代 | 717万円 | |
40代 | 917万円 | |
50代以上 | 1,006万円 |
営業系職種でトップの平均年収を誇るのが医療系業界。
中でも医薬品の情報を医療従事者に提供するMR(医薬情報担当者)の平均年収は全体で713万と営業職トップ。
年収が高い理由としては、医療系の専門知識が必要になることと、業界全体が安定していることが挙げられます。
MR認定証など、資格が存在する職種もありますが、資格を持っていない未経験者でも転職可能。
転職後に必要に応じて資格を取得するパターンが多いそうです。
また、薬剤師や看護師など医療系の資格を持っている人が就業することも多いそうなので、既に資格を持っている人は有利になる可能性あり。
資格の有無に関わらず、営業経験と実績がある人にはおすすめの仕事。
2-2. 金融業界|競争率が低く利益率が高い

金融業界の例:投信・投資顧問営業の平均年収
全体 | 566万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 559万円 |
女性 | 577万円 | |
年齢別 | 20代 | 386万円 |
30代 | 676万円 | |
40代 | データ未公表 | |
50代以上 | データ未公表 |
金融業界はライバル社が少なく、競争率も低いため高い利益率を維持している業界。
業界が安定しているため、平均年収も高水準となっています。
ただし、金融系の専門知識を扱うため異業種からの転職は難しいのが現状。
唯一、生命保険業界に関しては、営業経験・実績があれば業界未経験者でも採用されやすいという特徴も。
保険業界は、投資顧問などと比べると平均年収では劣るものの、未経験からでも実績次第で1,000万円以上の収入も望める業界。
営業スキルや実績に自信がある人に特におすすめ。
2-3. 電子部品業界|法人営業でインセンティブを稼ぎやすい

電子部品業界の例:電子部品メーカー営業の平均年収
全体 | 525万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 550万円 |
女性 | 421万円 | |
年齢別 | 20代 | 398万円 |
30代 | 525万円 | |
40代 | 650万円 | |
50代以上 | 852万円 |
電子部品メーカーの営業職は、主な顧客である電機メーカーに自社製品を販売する仕事。
電子部品メーカー業界の特色は、様々な特定領域に強い企業が集合している点。
それぞれの企業が得意分野の専門性を極めているため、競争率が低く高い利益率を誇ります。
利益率の高さに加え、法人営業で大量発注の契約が多いことが、平均年収が高い理由だと言えるでしょう。
自社製品の知識は必要になるものの、専門知識は必要ないため未経験者も採用されやすい業界。
平均年収の高い営業職の仕事を探している人には、誰にでもおすすめできる業界です。
2-4. IT業界|業界急成長中!

IT業界の例:IT・通信営業の平均年収
全体 | 478万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 508万円 |
女性 | 409万円 | |
年齢別 | 20代 | 397万円 |
30代 | 549万円 | |
40代 | 698万円 | |
50代以上 | 862万円 |
IT業界の営業とは、例えばソフトウェアやハードウェアの開発に関する商品を販売するもの。
IT業界に含まれるSaaS業界(クラウドを介して提供するソフトウェア)などは、近年最も急成長を遂げている業界と言えるでしょう。
そのため、優秀な人材が集まりやすく、実力があれば高い年収が稼げる業界になっています。
20代のうちの年収は特別高くないものの、50代までの成長率はトップクラス。
自身でソフトウェアを開発する能力は必要ないので、未経験からでも採用される業界。
広告業界、サービス業界などで形のないものを販売した経験がある人には、特におすすめな業界です。
2-5. 商社|転勤が多いが繁忙期には高額のボーナスも

商社営業の例:総合商社の平均年収
全体 | 449万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 468万円 |
女性 | 369万円 | |
年齢別 | 20代 | 365万円 |
30代 | 520万円 | |
40代 | 604万円 | |
50代以上 | 908万円 |
基本給が特別高いわけではないものの、ボーナスが高額だと有名な商社。
繁忙期に巨額のお金が動くため、高額のボーナスを弾んでもらえるとされています。
また、海外転勤が多いことから、給料が高くなっている可能性も。
ただし、商社は新卒・第二新卒などの若い人材を積極的に採用している反面、中途採用の枠は多くありません。
コンサルティング経験者の場合は有利に働くこともあるので、特におすすめです。
2-6. 不動産業界|高単価商材でインセンティブを稼ぎやすい

不動産営業の例:不動産金融の平均年収
全体 | 434万円 | |
---|---|---|
男女別 | 男性 | 438万円 |
女性 | 428万円 | |
年齢別 | 20代 | 402万円 |
30代 | 619万円 | |
40代 | データ未公表 | |
50代以上 | データ未公表 |
営業で高い収入を得ている人と言われ、不動産の営業マンを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか?
平均収入こそ高くないものの、成績次第で高額のインセンティブが支給される不動産業界。
不動産は扱う商品の単価が高いため、契約を1つ成立させるごとにまとまったインセンティブが発生します。
そのため、トップ営業マンは年収2,000万円超えということも珍しくありません。
専門知識が必要ないため、比較的転職しやすい業界。業界未経験者が高収入を目指すのにはおすすめです。
ただし、契約成立のハードルは高く、収入が不安定になりやすいため性格により向き・不向きが別れる業界だと言えるでしょう。
3. 営業の平均年収が高い企業ランキングの2選
営業系職種の平均年収(企業ランキング)
業界別に見ると、専門知識が必要とされる医療系や金融業界、専門知識が必要とされない中では生命保険やIT業界、商社などの年収が高いことがわかっています。
では、具体的にどの企業を選べば平均年収が高いのでしょう?
残念ながら、全ての営業職の平均年収を扱うランキングはありません。
そこで、この記事では2種類のランキングを調査した結果を紹介します。
3-1. 営業職の年収が高い会社ランキング【キャリコネ調べ】
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が2018年に発表した営業職の平均年収が高い企業のランキング。
営業職の平均年収となっているため、年齢、成績などによって増減するものと思われます。
上位を占めるのは製薬会社:1位サノフィ、2位ファイザー、4位グラクソ・スミスクライン、6位ノバルティスファーマ、7位武田薬品工場と、合計5社がランクイン。
営業職の中でも、専門知識を必要とし、需要の高い医薬品を扱うMRなどが圧倒的に高い収入を得ているようです。
dodaの業界別ランキングでトップのMRを目指す人は、製薬会社の中でも表のような上位企業を選べばより安定した収入が得られると考えられます。
3位には総合商社の豊田通商、5位にはサービス業の電通などもランクイン。
3-2. 営業:転職人気企業ランキング2021・BEST10【doda調べ】
企業名 | 平均年収* | |
---|---|---|
1位 | トヨタ自動車 | 858万円 |
2位 | グーグル | 1,545万円 |
3位 | ソニー | 1,044万円 |
4位 | アマゾンジャパン | 1,005万円 |
5位 | 楽天 | 745万円 |
6位 | Apple Japan | 592万円 |
7位 | 任天堂 | 971万円 |
8位 | パナソニック | 744万円 |
9位 | ソフトバンク | 821万円 |
10位 | 三菱商事 | 1,632万円 |
*平均年収は各企業の有価証券報告書もしくはOpenwork参照
dodaによる調査結果は、あくまでも転職者に人気な企業のランキングとなるため、必ずしも営業の年収と直結するわけではありません。
ただし、新卒ではなく、特別な資格も持っていない人が営業職で給料アップを目指すために、どのような会社を選んでいるのかの参考にはなるでしょう。
また、平均年収は企業全体のものとなるので、営業職はインセンティブの支給額によって給料が増減する可能性があります。
ランキング1位を誇るのは、自動車メーカーのトヨタ自動車。自動車は単価が高く、インセンティブを稼ぎやすい点が人気の秘訣かと思われます。
ランキング上位を占めるのは、業界に関わらず大企業ばかり。GAFAとまとめられるようなIT系企業。
さらに、任天堂といったサービス業や、三菱商事などの総合商社もランクイン。
一貫して、固定給の高い大企業が転職先としては人気だと言えるでしょう。
4. 営業職の給与形態
30秒でわかる!営業職種の給与形態
営業職の給与形態の多くは基本給+インセンティブ(歩合制)。
基本給は他の職種と変わらないことが多いため、1,000万円・2,000万円など高い年収を得ている人は、インセンティブで稼いでいると考えられます。
成果や頑張りに応じて年収が増加するメリットがある反面、年収が安定しないことが原因の精神的ストレスなどデメリットも。
では、インセンティブの相場はどのくらいなのでしょう?
4-1. インセンティブの種類
4-1-1. 目標達成率に応じて利益の◯%を支給
広告業界やWeb業界に多いタイプのインセンティブ。
1ヶ月間・4半期など一定の期間内に目標を達成すると、利益の◯%もしくは固定の金額が支給されるパターン。
達成率の基準は企業により異なりますが、目標達成率100%で利益の◯%、50%未満だと発生しないなどといった具合です。
繁忙期など季節要因によって年収が変化するのが特徴。
4-1-2. 契約件数に応じて利益の◯%を支給
不動産・自動車など単価の高い商品を扱う業界に多いタイプのインセンティブ。
支給額は商品の価格や企業が設けている基準によって異なりますが、契約1件で利益の◯%、もしくは固定の金額が支給されるパターン。
歩合率は企業によって様々ですが、固定給が高いと歩合率が低く、逆に固定給が安いと歩合率は高くなる傾向にあります。
4-2. インセンティブの支給例|不動産業界の場合
契約件数に応じてインセンティブが設定されている場合、不動産業界を例にして支給額の例を見ていきましょう。
例えば固定給15万+歩合率20%の企業に勤めるとします。
不動産を片手取引で仲介した場合の仲介手数料は約3%。
つまり、5,000万円の契約1件で約150万円の売上が発生。
売上20%の30万がインセンティブとして支給されるため、月に1つ契約を取った場合は180万(固定給)+30万×12ヶ月=540万円です。
成績を上げて月に2つ契約を取れば180万(固定給)+30万×2件×12ヶ月=900万円に収入アップ。
また、企業によって一定の売上を超えると歩合率が上がるなど、インセンティブが追加される場合もあります。
5. 営業職で年収が高い人の理由【転職で年収1,000万・2,000万を目指すには】
30秒でわかる!営業で年収が高い人の理由
5-1. 単価の高い商品を扱う業界を選ぶ
インセンティブに年収が左右される営業職で年収1,000万以上を目指すなら、インセンティブで高い報酬を取りやすい業界を選ぶのが近道。
高単価の商品を扱う業界ほど、インセンティブも高額になりやすい傾向にあります。
例を挙げるなら不動産業界、IT業界、保険業界などでしょう。
契約数1件に対する売上が高額になるため、インセンティブも高額。
ただし、契約を1件成立させる難易度は高いというデメリットも。
5-2. 法人営業が多い業界を選ぶ
BtoB(Business to Business)とも呼ばれる、顧客対象を法人とする営業のこと。
業界の例としては広告業界、IT業界、人材業界、部品メーカーなどが挙げられます。
個人営業と比べ大量発注の可能性が高く、一度に高額の売上が発生しやすいためインセンティブで稼ぎやすいのが特徴。
ただし、接待や付き合いが多い、契約成立のハードルが高いなどのデメリットも。
5-3. 規模が大きく平均年収の高い企業を選ぶ
規模の大きい企業の特徴は、企業全体の平均年収が高い点。
つまり、インセンティブに頼らずとも固定給が高い場合が多くあります。
例としては医療系業界、IT業界、金融業界、総合商社など。
また、外資系企業や海外営業なども固定給が高い傾向に。
デメリットを挙げるとすると、転職市場での競争率が高いこと。
平均年収の高い大企業を目指す場合は、前職での経験や実績を整理し、入念に自己PRの準備をする必要があるでしょう。
6. 営業なのに年収が低い!年収を上げるための手法
不安定なインセンティブに頼らず年収を上げる方法は、大きく分けて昇進、副業、平均年収の高い業界へ転職の3つとなります。
どれを選ぶとしても必要となるのはスキルアップ。
そこで、営業職で重宝されるスキルとスキルアップの方法をピックアップしました。
6-1. クロージング
営業でコミュニケーション能力が重要なのは言わずもがな。
中でも、相手の購買意欲を高めた上で、適切なタイミングで成約への意思決定を促すクロージングは契約を獲得する上で必須とも言えるスキル。
ただし、あまりにも露骨に成約へ誘導しようとすると、相手との信頼関係にヒビが入ってしまう可能性も。
ワンランク上のクロージングを目指すなら、相手の決断をサポートするスタンスで効果的に決断の期限を設定したり、決断の要点を明確化したりする必要があります。
トップセールスに同行したり、ロールプレイングをお願いするなどしてクロージングスキルを磨いていくことが重要です。
6-2. 論理的思考
論理的思考力があれば、相手にとってより説得力の高い提案が可能。
「なぜあなたの商品を買うべきなのか」を多角的に説明することに繋がります。
論理的思考力が必要になるのは、成約のためだけではありません。
成約の成功・失敗を振り返り、何が良かった・悪かったのかを分析し、次に活かす際にも重要。
読書やケーススタディを数多くこなし、論理的思考力を磨いていきましょう。
6-3. 仮説思考
見込み顧客が必要としているものを的確に捉え、説得力のある提案をするには仮説思考も重要。
あらかじめ、「見込み顧客が必要としているのは〇〇ではないか」と仮説を立てて準備をすることで、提案の質が高まります。
仮説思考に重要なのは、仮説の切り口(引き出し)を増やすこと。
経験を積むことや、知識をつけることによって引き出しを増やしましょう。
例えば読書や社内の研修・セミナーに参加することで、ビジネスを見る目を磨けます。
7. まとめ|営業で年収1,000万円を目指すなら業界・企業選びが大切
結論、営業職の平均年収は、日本の平均年収をわずかに上回る程度。
しかし、インセンティブ次第では年収1,000万円、2,000万円も目指せる実力主義の世界。
また、金融業界、総合商社など一部の業界を除けば、専門知識や資格がなくとも転職しやすいという魅力も。
転職で稼げる営業職を目指すなら、高単価の商品を扱う不動産業界・自動車業界、法人営業を得意とするIT業界や電子部品メーカーなどがおすすめ。
この記事を読んだあなたは、年収アップを狙った業界の選び方や、スキルアップの方法がわかったはず。
あなたにあったキャリアプランで、金銭的にも精神的にも余裕のある生活を目指しましょう!
3行でわかる! まとめ
- 営業の平均年収は435万円で日本の平均年収とさほど変わらない
- インセンティブで稼ぎやすいのは高単価の商品や法人営業を扱う業界
- 転職者に人気なのはトヨタ、GAFAなどの大企業
8. 営業職関連のよくあるQ&A
- 営業職の平均年収は実際どのくらい?高いというのは本当?
- 営業職の平均年収(2021年度)は435万円で、日本の平均年収である433万円をわずかに上回ります。
職種全体としてはパッとしないものの、インセンティブ次第では年収1,000万円以上を目指すこともできる職種です。
営業で年収が高い人は、インセンティブで稼ぎやすい業界や、平均年収が高い業界に勤めていると考えられます。
>>営業職の平均年収について詳しく見る
- 営業職で高い収入を得やすい業界はどこ?
- 営業職で高い収入を得やすい業界は大きく分けて3種類あります。
1つ目は、高単価の商品を扱い、契約1件に対するインセンティブが稼ぎやすい不動産業界や自動車業界。
2つ目は、法人営業で大量発注を受け、売上のノルマを達成しやすい電子部品メーカーやIT業界。
3つ目は、専門的知識が必要とされ、業界全体の平均年収が高い医療系業界や金融業界です。
>>【業界別】営業職平均年収ランキングを見る
- 営業職の収入が高い企業はどこ?
- 営業職の収入が高い企業は、平均収入の高い医薬品メーカーや、トヨタ自動車、GAFAなどをはじめとする大企業に集中しています。
>>営業職の年収が高い会社ランキングを見る
- 営業で高収入を狙う際の注意点は?
- 営業で高収入を目指す場合は、まずは業界選びが重要です。
インセンティブが稼ぎやすい業界、平均収入が高い業界を選ぶ必要があります。
例えば、不動産業界であれば高単価の商品を扱うため、売上の一部がインセンティブになる場合、月1件の契約を成立させれば年間100万単位のインセンティブが支給されます。
>>営業職で年収1,000万円・2,000万円を目指す方法を詳しく見る